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Singin' in the Rain 「ブルージャスミン」 (2013・米)

「ブルージャスミン」 (2013・米)

ブルージャスミン [Blu-ray]ブルージャスミン [Blu-ray]
(2014/10/24)
アレック・ボールドウィン、ケイト・ブランシェット: サリー・ホーキンス 他

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うわ~、ケイト・ブランシェット、さすが~!! 主演女優賞、納得ですね。
最後まで、不安定で嫌な女を演じ切りました。
ウディ・アレン監督作品。
上流階級、男と女、皮肉、軽快さ・・・ 彼のいろんな特徴が出ている気がしました。
ケイト演じるジャスミン・・・いや、ジャネットは、なぜ人生が狂ったのか?
鼻もちならない女ではあるけれど、強かに生きた故の何かのしっぺ返しと言うより
どちらかというと、「無知」「世間知らず」が生んだ悲劇といった感じです。

以下、ネタバレです。

ジャスミン(ジャネットから改名した)は決して恵まれた生まれではなく里子に出された子だった。
同じく里子の妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)とは血も繋がっていないのだが、一応絆はあった。
ジャスミンはパークアベニューに住み、別荘を持ち、多額の寄付をするような上流階級の生活をしていたが
それは夫ハル(アレック・ボールドウィン)が非合法的な仕事で得た富であった。
最初は「金融のことはわからない。」と見て見ぬふりをしていたジャスミンだったが
夫が何人もの女と浮気をしていることを知る。
それは友人たちや周りの人間は誰もが知っていることだった。
ジャスミンは夫を愛していたので、泣きながら問いただす。
すると夫は、フランス人留学生との恋は真剣で、結婚するつもりだと言った。
完全に取り乱した彼女は、電話を手にし、FBIへと夫を売り渡すのだった。

夫は路上で逮捕され、刑務所へ。そして後にロープで首を吊った。
優秀だった息子は大学を辞め音信不通に。
ジャスミンは財産をすべて奪われ行くところもなくなり、妹のもとへ転がり込むことになる。
セレブの生活から一転してサンフランシスコの庶民の家へ。
妹ジンジャーも前夫オーギーと離婚していて息子二人と暮らしていたが、チリという恋人がいた。
一緒に住むつもりだったチリはジャスミンの出現におもしろくなく、デリカシーなく接してくる。
ジャスミンもあからさまに、嫌悪感は隠せない。
ジンジャーの前で、「また似たような負け犬の男と付き合って・・・」などと平気でいう。
お人好しで、どこか姉に憧れを持っているジンジャーは、姉の発言にまだ聞く耳を持っていた。

気がおかしくなりそうな時、パニック発作が起こりそうな時、精神安定剤は手放せない。
しかし何よりも効くのは、ウォッカ・マティーニだった。
それを飲ませてくれる男はどこに?

パソコン教室で知り合った友人が、パーティーを勧めてくれる。
妹と連れ立って参加したが、当然彼女のお眼鏡にかなうような人物はおらず退屈なばかり。
しかし、出会いはあった。
外交官をしているという、ドワイト(ピーター・サースガード)に声をかけられたのだ。
彼は海の見える広い家を購入したばかり。2~3年ヨーロッパへ行った後、政界進出を目指すという。
一夜を共にしたジャスミンは彼からプロポーズを受ける。
彼にはいくつか嘘をついていた。
夫とは死別した。職業はインテリアコーディネーターで大きな仕事もいくつかした。夫は外科医だった。
子どもはいない。などなど・・・。

二人で婚約指輪を買いに行った店の前で、オーギーに声をかけられる。
オーギーはジンジャーの前夫。彼は宝くじで当てた200万ドルを、ハルとジャスミンの口車に乗せられ
すべてをふいにししていた。新規事業につぎ込むはずの金だった。
だから彼の恨みは相当のものだった。
ジャスミンにそれをぶつけ、オークランドで息子のダニーに会ったことを告げる。
彼は言うだけ言って去ったが、ドワイトは今の出来事を聞き逃せなかった。

夫は詐欺を働いて刑務所で自殺。子どもはいないと言ったが息子がいる・・・

「嘘をついている時点でとても結婚なんてできない。」
と、ドワイトは去って行った。
ジャスミンは「すべて私が悪いのね!」と逆切れしながら車を降り、オークランドへ向かう。
楽器店で息子と再会。
息子は母親を拒絶した。父親を売ったこと、許すことはできない、恨んでいると。二度と会わないと。

ジャスミンはふらふらとジンジャーの家に帰り、よりを戻したチリを前に「家を出ていく。」と言った。
もう、ジンジャーは引き止めなかった。
何も持たず外へ出たジャスミンは、虚ろな顔でベンチに座り、また独り言をしゃべりだした。
あの、ハルと出会ったときに流れていた「ブルームーン」を思い出しながら・・・


ふんだりけったりのケイト・ブランシェット。

しかし、セレブな姿が見事。実際セレブなんでしょうけど・・・
ジャスミンは育ちはいいとは言えないんだけど、本当にエレガントが身についてるんですね。
なんとか没収は免れたんだろうけど、常にブランドものを身に着け、品がある。
ブロンドでスリムな極上の女。誰が見ても魅力的なので、当然言い寄る男はいる。
しかしジャスミンはある程度の男でないと認めない。

働かなければと、仕方なく歯医者の受付の仕事に就く。
わがままな客の予約云々で気が狂いそうになる。
歯医者からは完全にセクハラまがいのアプローチを受ける。

歯医者・・・だめなんだ?
あの歯医者がもっとイケメンだったらOKだったのかな?
一応金持ちの部類だと思うけど・・・ 全然眼中にない感じでしたね。

ドワイトは、てっきりニセモノの金持ちで、騙されるんだと思ってた。
そっちはホンモノだったけど、悪い偶然で、本当に都合いい悪い偶然で、正体がばれてしまう。
ジャスミンは庶民を見下したイヤな女だったけど、一文無しになったところまではそんなに悪くはなかった。
ただ、あまりにもセレブ返り咲きに必死だったせいか、大きな嘘をついてしまう。
これがダメでしたね。
そんな化けの皮はいつかはがれるのに。
本当のことを話していれば、幸せは手に入れられたかもしれないのにね。

ジンジャーはおもしろい人物だった。
どっか抜けてるんでしょうね。
でも、自分も被害を被った姉をとっくに見限ってもよかったのに、見捨てないところは優しい。
アルに心移りする話はなんなんだ?
紳士的だとか言って、褒められて有頂天になっていたけど、彼は妻帯者でただの遊びだった。
とんでもないオッサン・・・(苦笑) そんなルックスでもないのに!
ウディ・アレンのこだわりでしょうか?イケメンが出ません。
冴えない、クセのある人物ばかり。
あくまでも人間臭さを出したかったんでしょうかね?

チリも友だちのエディも強烈なんですよ。
もちろん、上流階級にはいないタイプですよね。
ケイト・ブランシェットだけが、浮いている。実際彼らの振る舞いが失礼極まりないので
イジメみたいに見えた。(笑) 下界の洗礼みたいなものでしょうかねえ。

アレック・ボールドウィンは、ただの詐欺師で浮気症な男で、まあ、ぴったりでした。(笑)

何度もジャスミンが口にする、ブルームーンという曲。
「歌詞は忘れたわ~。」なんて言ってたけど、幸せな思い出だったんでしょうね。
歌詞を調べて、なるほどと思いました。
ジャスミンは金や地位もそうだけど、「愛」を渇望してたんだと思う。実の親の愛は受けられなかったんだし。
自分を幸せにしてくれる人を待っていた。
そこに現れた、理想的な男性・・・。嬉しかったんでしょうね。
そう思うと、夫の裏切りは切ないですね。


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のりゴロー

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劇団四季は子どものころから好きです

映画も好きです

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どうしようもないロマンティストだと

手相を見て言われました・・・

歳をとっても変わらないみたいです(苦笑)

よろしくお願いします

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“~”が文字化けしたものです。
(いろいろ壊れた・・・)
読みにくいでしょうけど放置しています。
スミマセン・・・

それから膨大な日々の日記は、
諸事情で見れなくしています
悪しからずご了承下さい




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