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Singin' in the Rain 『FARGO/ファーゴ』#10 モートンの熊手

『FARGO/ファーゴ』#10 モートンの熊手

怖い!おもしろい!  怖い!おもしろいっ!!

『FARGO/ファーゴ』最終話、観終わりました・・・。

感想、今のところ最初と最後しか書いてませんが、これだけは言える。

なんて、おもしろい作品なんだ!!と。

私は正直、全編溢れるスプラッター的場面は好きじゃありません。凝視できません。

が、それを抜きにしても、とにかくおもしろいんです。よくできているんです。

先日の、第72回ゴールデングローブ賞、作品賞と主演男優賞獲りましたけどね。

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最終話、とくに、すばらしかったと思いました。

ここまで、期待を裏切らないか、と思いました。

感想、書きたいと思います。 内容知りたくない人は、読まないでください。



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「もし、みんなが間違っていて、あなたが正しかったら?」

というポスター。レスターが奥さんを殺してしまう地下室に貼ってあるポスター。
レスターは犯行後に凶器をこの裏に隠すのですが、度々彼はこのポスターを見つめます。
まるで何かに納得し、思い込むかのように・・・
オレンジの金魚は、あの象徴的なジャケットを着たレスターそのもの。
まさか、最後、その金魚があんな形で水の中に戻るなんてね。

用意周到、心のない殺し屋ローン・マルヴォ(ビリー・ボブ・ソーントン)はもちろん悪で怖いが、
気が弱く、社会的にも弱者だったレスター・ナイガード(マーティン・フリーマン)が
その場その場である意味カンペキに悪の上塗りをしていく姿は、本当にぞっとした。

9話では自分を愛してくれていた妻を、自分の身代わりにしてマルヴォに殺させる。
恐ろしいほど非情なのだ。
マルヴォの一番の失敗は、このレスターを生かしていたことだった気もしますね。
彼の代わりに人殺しをして、ある意味レスターを追い込みはしたのだけど
彼自身はマルヴォに負けないぐらい悪事を重ねていったんですからね。
ただのチキンだと思っていたところが甘かったですね。

そう、それにガスにしても同じこと。
職務質問された時に、あんなに容赦なく人を殺してきたマルヴォはガスを見逃す。
娘との交信を聞いて情けをかけたのか?・・・って思うけど、彼にはそんな常識通用しないからな。
臆病だが責任感の強いガスはこの件をきっかけに警察を辞め郵便配達人に。
そしてこの失態を、ずっと心のしこりにしていたのだが、最後の最後に、見事役割を果たすことができる。
ガスに始末をつけさせるなんて、なんてこの脚本、優しいんだ、と思いました。
ただ、アジトに入ったガスがモリーに連絡もせずどうなったかわからなかったところ、
ちょっと不安にさせられましたけどね。
コリンはトム・ハンクスの息子。
オスカー二回もとって、ビッグヒットを飛ばした父にはなかなか追いつけないだろうけど
今回の役は彼の雰囲気に合ってたのでは・・・。結果的にお手柄もとったし。
「緑の中で目が利く」というのは、大昔からジャングルのような自然の中で人は、敵にしろ
獲物にしろ、見極めるために目を凝らして生活していたってことでしたっけ。
ガスは緑の中・・・ではないけれど、マルヴォという敵を何度も見つけることができましたね。

とんだおマヌケFBIは、大事な手帳も車に置きっぱなしだし、
あんな恐ろしい男を追いかけているのを自覚してないのか、緊張感ゼロであっさりやられました。
憎めない二人ではあったので、ちょっと胸が痛かったですけどね。
マルヴォは堂々と彼らの車に入って、情報を得てFBIに応援要請取り消しの連絡をする。
まーね、そういう捜査に関してのあれこれは深く考えてはいけないんだな、と。
田舎の暢気な警察官たちが、3つしかない道を三角形にパトロールしてる様子も
まるで緊迫感ないし、マルヴォにとっては全く恐怖はない感じでしたよね。
しっかし、ウサギ・キツネ・キャベツのとんち話を、さらっと解答するレスター、あれだけ咄嗟に
悪知恵が働くヤツなんだもの、潜在能力のすごさを見せつけてましたねえ~。
その話に意味はあるんだろうか?

まあ、キツネはがマルヴォでウサギがレスターとする。(逆でもよい)
キャベツはマルヴォにとっては価値がなく、興味もない。つまり二人に利害関係はない。
ただキツネとウサギが一緒になると、ウサギは殺される。
最初のほうの殺しなんて、そんな感じでしたね。レスターにとっては意味ある殺しも
マルヴォにとってはどうでもいいこと。それを淡々と遂行する。
ただし、二人が一緒になると、マルヴォはレスターを生かしておくわけにはいかない。
う~ん、無理矢理考えるとそんな感じかなあ?
単に、非常時の解決能力について聞いている話なのかな。

モリーがレスターにした手袋の話も意味深でした。
ホームに手袋の片方を落とした人が、電車が発車して取りに行けないと分かった時
持っているもう片方を、窓を開け、ホームに投げるという話。
手袋を失くすことは惜しい。
でも、片方だけだとそれは意味をなさない。
両方揃えば使える。そうなら、自分が無理でも誰か他の人がその幸運を手にしたらいい。
そういう発想ができる、ステキな人の話。
それをレスターに話す意味。話した後に、決別するかのように「さよなら」というモリー。

自分が犯した失敗を、ただくよくよ悩んだり、誰かのせいにするのではなく、
むしろ発想を転換して、自分のことは置いといて、他人のことを思いやれることができる。
レスターにはまったく欠落している部分なんですね。
彼は身に起きた不幸を人のせいにし、保身のために、関係ない人まで不幸に追いやった。
「そういう人間もいるんだよ?」
と、レスターに諭したかったのかなあ?
モリーは決して怒りをあらわにしたり、批判ぶったり、攻撃したり中傷したりしないのだけど
ただただ、悲しそうな、残念な顔をするんですよね。
そういうメインキャラクターって珍しいですよね。
でもそこが、観る側にとっては安心感があって、共感も覚えました。
逆に、説得力もある気がします。

長くなるので、もうちょっと、続きます。
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のりゴロー

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劇団四季は子どものころから好きです

映画も好きです

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どうしようもないロマンティストだと

手相を見て言われました・・・

歳をとっても変わらないみたいです(苦笑)

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(いろいろ壊れた・・・)
読みにくいでしょうけど放置しています。
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それから膨大な日々の日記は、
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