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Singin' in the Rain 「悪の法則」 (2013・米)

「悪の法則」 (2013・米)

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(2014/04/02)
マイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス 他

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ほえ~!!『HOLA!』 と書かれたDVDの恐ろしさ! (監督が書いた文字だって?)

『ボリート』 という、世にも恐ろしい武器・・・

どういう映画だ?なんて悪趣味なんだ?・・・でもこれが真実?実際に起こってること?

そうだとしても、映画にして訴えたかったことは?

わざとわからないようにしてたり、ナゾを残し、完結もしてないので観終わって「はあ!?」ってなる。

ただ、場面場面の衝撃度が大きく、伏線はりまくりで意味ありげなセリフが超たくさんで

観客の心に何かを残している点で、ある意味では成功している映画。

なんといってもキャストが華やかでしょう!!それだけで観たくなりますよね。

以下、自分なりの感想&ネタバレです。


主役は、一応、原題にもなっているカウンセラー・・・弁護士の色男(マイケル・ファスベンダー)。
私はこの人の作品あまり観たことがない。ユアン・マクレガーにもちょっと似てる。

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まあ、もてもてのエリート弁護士がぴったりって感じの俳優さん。美しい男1位になったって?

弁護士はその立場と容貌を活かして、淫乱な女たちとも付き合ってきたもよう。
その女たちで得た秘技?を恋人のローラ(ペネロネ・クルス)に披露して悦ばせる。
ペネロペは今でも綺麗だけどやっぱり・・・老けたね。結婚前の設定ならもうちょっと若い女でも良かった気が…
のっけからこの午後2時のいちゃいちゃを見せられる。
ローラは多少ジェラシーもこめて、「私にはあなただけ。」と言う。かわいい女なのだ。
男にとっては、数ある女の一人なのかな・・・なんて思っていたら、男も本気だった!

出張とウソを行って向かったアムステルダム。
そこで男はある宝石商(ブルーノ・ガンツ)と会う。
ダイヤを見せてもらいながら、宝石商の薀蓄を聞く。これから起きる出来事の伏線がたくさん・・・
“警告のダイヤ”を持ち出し、命の儚さを説く。 その言葉は弁護士にはまだ響かない。

弁護士は友人ライナー(ハビエル・バルテム)が経営する“サイバーズクラブ”でローラと会う。
そして例のダイヤを渡し、真剣にプロポーズ。 「死ぬまで君を愛すよ。」
ローラは泣きながら喜んで承諾する。 「でも私の方が先に死ぬわ。」

なんだ?この会話は? もう予言しちゃってるやん。
そして、拍子抜けするほどの純愛。 ふたりとも本当に愛し合ってる。
この愛の深さが、後の悲劇を一層際立たせることになる。
弁護士も、大切な人ができて幸せにしようって時に、どうして危ない橋を渡っちゃったのか。
ゴージャスだけど決して汚れてない女を、もっと幸せにしたいと欲が出ちゃったのか。
彼がどういう風に“悪”と関わったのか。
それがこの映画でははっきりとは描かれていない。
たぶんライナーというちょっと危ない羽振りのいい友人がいて、きっかけは単純なものだったろうと思う。
何かに融資することでもっと莫大な金が手に入る・・・というのを鵜呑みにしたのだろう。

普通なら、今まで危ないことをしていたが、身を固める時に足を洗うのではないか?
家族を大事に思うなら。
弁護士の場合逆だったんですねえ~。今まで誘われても断ってきたものを、一回だけ・・・と加担しちゃった。
それが、他の人物に何度も何度も言われるように、彼の“甘さ”があったんですね。

しかしですよ、彼がどんな悪事をしたか、麻薬カルテルの一端に融資か何かで加担したにしても
あまりにもひどいしっぺ返しを食らうわけですよ。
彼が命を狙われるきっかけになったことは、本当に偶然だったのです。

弁護士は殺人犯ルース(ロージー・ペレス)に呼ばれてテキサス州立刑務所に出向く。
彼女とは、国から公選弁護人として指名を受けたという関係があった。
女は、息子がスピード違反で捕まったから、400ドル肩代わりして保釈させてくれないかと頼んだ。
弁護士は一応承諾してやる。母親は感謝する。、(御礼にしゃぶるのどうのとのやりとりに20ドルほどの価値しかない
みたいな下品な会話がある)

そもそも、これが悲劇の発端である。
なぜなら、女の息子バイカーが、麻薬の運び屋“グリーン・ホーネット”だったからだ。
ここも映画の中では説明不足。
ルースという女、どんな殺人をしたかわからないが、明らかに品はないし真っ当な人間じゃない。
子どもが麻薬に関わってそれなりの仕事をしてるってことは、親もカルテル関係なのか?
弁護士が彼女の頼みを聞いたのも、彼女と何かの関わりができたからではないか?
ちょっと勘ぐってしまった。ルースの表情があまりにも意味あり気なんだよねえ~。

そのバイカーを何者かが監視していた。
ライナーが現在付き合ってる女、マルキナ(キャメロン・ディアス)が差し向けた者たちだった。
バイカーは誰かから何かを受け取り、それをヘルメットの中に入れ走り去った。
マルキナに雇われた男は、バイカーの乗るYAMAHAのバイクの車高を調べ、彼の通り道にある仕掛けをする。
ここがまたひとつの“悪趣味な”見せ場。 彼の役名がワイヤーマンたる所以がわかる。
ちょうど・・・首の位置にくるようにワイヤーを張る。バイカーが通った時に注意をそらすためのライトを準備。
バイカーはいつものように全速力で走ってくる。次の瞬間、車のライトがピカーッ!ヘルメットがゴロン~

男はヘルメットを手に取り、果物を収穫した時のようにヘルメットを縦に振り、中の丸い塊を落とした。
R-15の世界です。(苦笑)
そして、ヘルメットから欲しかったものを手に入れる。
(これはブツを運ぶトラックに仕掛るエンジン停止装置らしいです。車を盗まれ動かされないようにするため。)

ワイヤーと首切り・・・はある意味この映画ではポイントなので、めんどくさくてもここまでやるんですね。
それと、監督が好きなエンターテインメント性ですかね。

息子の命が途絶えた時に、刑務所の母親が何かを察知して目を覚ます部分は・・・いるんですかね?
女が弁護士を逆恨みするってところで必要なんですかね?殺してやるっ!て言ってたらしい。
実際何も関わってないのにね。

ここでマルキナの話。
ライナーはミステリアスな彼女にべた惚れ。
マルキナは2匹のチーターを飼っており、荒野に放ち、野うさぎの狩りをするのを見て楽しむ。
映画のラストに、彼女がチーターへの愛を語る部分がある。
獲物を殺す姿が美しいと。
彼女は3歳の時に両親をヘリコプターから落とされて亡くしたと言っている。
その後踊り子などをして強かに生きてきたのだろう、想像するに彼女の人生は壮絶だ。
株もわかるし宝石の知識もある。ビジネス界でも上流社会でも渡り合える能力を持ってるのだろう。
かなり頭はいい。しかし人間として一番大事なものは欠落している。
彼女にとっては、敬虔深くけがれのない(まあ普通の人)ローラは別世界の人に見えるようだ。

ライナーが弁護士に語る、マルキナの“フェラーリ・セックス”の話はまたひとつの見せ場。
はい、エンタメでございます。
ゴルフ場に車を停め、下着を脱ぎ、新車のフロントガラスの上へ。
体操選手か?っていうぐらいの大開脚。やがて彼女はフロントガラスの上で体を動かす・・・。
それを下から眺めてお口あんぐりのライナー。その部分は「まるでナマズだ。」と。
ド変態だったら大喜びしたかもしれませんね。でもライナーは困惑の方が大きかったみたいですね。
話を聞いた弁護士も、「そんなこと、オレに話していいの?」って驚いていたし。
でも誰かに聞いてもらいたかったって感じかな?
マルキナの異常性を表したエピソード。本能のまま行動する、マルキナそのものがチーターだ。
とても手におえる女じゃない・・・と男たちは認識する。
しかし恐ろしさを感じながらも、ライナーは彼女の愛してやまない“甘美なる死”の虜になってしまう。

そんなマルキナは、ぼーっとした男たちを尻目に、二人の会話を盗聴をして別のことを企んでいた。
麻薬カルテルから、輸送中の麻薬を奪う計画。
それがバイカー襲撃事件だったのだが、カルテルから奪い、ブツを輸送中だったトラックを
今度は警察に扮したカルテル一味に再び取り返される。
そこでの銃撃戦もエンタメですかね。銃の音が怖いですね。目撃者も容赦ないです。
自分も怪我したのに、メキシコのどこぞの整備工場に立ち寄って、車を修理し、怪我の治療をする。
女性が何の疑問も持たない様子で、座席の血を洗い流す。
この日常的っぽい風景が、何千人も薬がらみで死んでいるというメキシコの異常性を表していて
なんとも恐怖を感じる。
汚水の中のドラム缶に入ったブツは無事に?シカゴに着き、売人が買っていく。
4つ目のドラム缶にはコロンビアからの移民の死体が入っている。
しかしそれをどうするというわけではない。ただ、トラックに揺られて旅するだけ。
彼らにとっては、人間の命なんてどうでもいい・・・特に死んだら・・・という考えがわかる描写だ。

ブラッド・ピットも出ています!
ジョニー・デップと同じく、イケメンって言われる人は一癖ある役に挑戦したいんですかね。
ウェストリーはヤクの仲買人で、自称女好き、「この世界を甘く見るな、覚悟しろよ。」などと
なんやかんや弁護士に忠告するが・・・結局は一番悲惨な死に方・・・公開処刑をくらう。

弁護士の立場が危うくなり、すぐにウェストリーはイギリスへ高飛び。
観客は、彼が殺されることはわかっているので、もうどの場面見ても恐ろしい。
女好きな彼は、高級ホテルのフロントでゴージャスなブロンド美人に声をかける。
この女は、マルキナが仕掛けたトラップだったというのだが・・・
任務を遂行した後、彼女は彼が殺されると知り報酬を拒否。
マルキナは、「関わったのだからもう遅い。」というのだが・・・それにしても何の情報を得たのか?
口座の暗証番号という記述も見たが、そんなのを教えたとしたらアホすぎない?
殺人は、女じゃなくてジョギングしているランナーがやった。
例の、ライナーが言っていた、首に巻き付けたら最後、どうやってもワイヤーは切れず、
どんどん巻き取られていって、頸動脈をぶった切り、死に至らしめ、最後は完全に首を切断して終わり。
という、恐ろしい「ボラート」という機械を取り付けられたのだ。街中で。
手に持っていたアタッシュケースは回収して車で待機していたマルキナへ。
すぐにパソコンを開いて、彼の投資先?か何かを確認していた。ああ、おそろしや。
ブラピは「ふぁっきゅー!」と言って薄ら笑いながら死んでいきます・・・。なんてこった・・・。

ライナーも、どちらかというと情けない役で、チーターを車に乗せてお出かけ中、
2台の車に追いかけられて、カルテルの手下にうっかり背後から後頭部を撃たれて殺されます。
本当は生け捕りされる予定だったんでしょ。まあ、拷問されるより一瞬で殺されたほうが幸せだったか。
チーターは車から出てきて、死体に・・・・すり寄るかと思えばかわいがってた犬じゃなし、それもせず、
獰猛な肉食獣のように、死肉を食らいもせず・・・どこかへ行ってしまいます。
(1匹は荒野で死に、1匹は生きていたとのこと。)
マルキナはライナーに、「最期の時は私はいない。」と宣言していたけどその通りに。

さて、肝心の弁護士ですが・・・。

軽い気持ちで悪の世界に首を突っ込み、覚悟も何もしていない弁護士はローラと連絡を取ります。
ローラもなにかヤバイことになった恋人をひたすら心配し、自ら会いたいと計画を立てます。
場所はアイダホのボイジー。
暢気(のように見える)に旅支度をする弁護士。
しかしローラは、空港の駐車場でカルテル一味にに拉致されてしまった。
この時、ローラは印象的な赤いドレスを着ています。あとでわかりやすい目印になります・・・。
ここでのペネロペの歩き方があまりにもおばさんっぽくてがっかりした。歳は隠せないね。

弁護士はホテルで待てど暮らせどローラは現れない。
彼には何かが起きたことはわかっていた。
ここから、彼のただただ苦しいあがきが始まる。自分ができることすべてはやった。
メキシコの有力者エルナンデス弁護士を訪ねるが、彼女が助かる見込みはないと言われる。
麻薬カルテルのトップ?に電話で交渉し、「助けてください」と懇願するが、
「選択はない。受け入れるしかない。岐路はずっと前にあった。悲しみに価値はない。
従って交換もできない。人生を取り戻すことはできない・・・。」
と、どの立場の人間がそんなことを言う?とツッコミたくなるが、えらそうに弁護士を諭す。
弁護士は焦燥しきってうなだれるばかり。

メキシコのうらびれた町に潜む弁護士は、男の子からある荷物を受け取る。
「HOLA!(やあ!)」と書かれたDVDが入っていた。
それを目にした途端、何もかも理解した弁護士は泣き崩れる。
かつての自信にあふれた色男の姿はもうどこにもない・・・・・。

ローラは無惨な姿で、他のごみと同様に処理場に捨てられていた。
DVDには、かつてウェストリーが話していた、「スナッフ・フィルム」のようなものが映っていたのか。
決して映像はないけれど、そこは観客に想像させるところが却って恐ろしい。

マルキナは最後にマイケル(ERのコバッチュ!)という男に会う。
香港へ逃げて、金をダイヤにする・・・という話をしている。
突然出てきたこの男はナニものなのか?
電話で話していた黒幕なのか?
「手を引いて」と言ってたから、ただの投資家とかではないよね。
凄惨な殺し合いになるとも。誰と誰の殺し合いなのか。カルテル同士?マルキナのいる組織と?
さっぱりわからん。
そこはわからなくていい映画なのだろう。

勧善懲悪でもないし、因果応報でもない。良い者(特にいないが)も救われないし
悪者も懲らしめられない。
カタルシスは当然得られない。
アカデミー賞関係の作品は、やはり大勢の人に納得がいく、カタルシスがある。この作品は疑問だらけ。
観客に投げかけっぱなし。これは無責任だと思う。
麻薬を扱ったものでも、「トラフィック」とは全然違うしねえ。

ただ、最初に書いたように、何か心に残るインパクトはある。

マルキナのセリフを考えてた。
「心の弱さが破滅を呼ぶ。」ってセリフ。

思い浮かんだのが、武装するという考え。銃社会もしかり。
やられるかも・・・という考えが、自分の身を守るつもりの武器所持につながる。
しかしそれが、本当に身を守っているか?別の悲劇を生んでないか?
チーターの殺しは、生きるために必要な殺し。
人間が人間を殺すこととは全然違う。

他にも、薬に頼ったり、酒に頼ったり、決していい結果にならないことも人間はやってしまう。
心が弱いということか・・・。
人間は心が弱い生き物なんだな。
まあ、マルキナみたいな人間に言われたくないけど、できれば真っ当に生きたいと思います。


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しゃれとんしゃあ☆
プロフィール

のりゴロー

Author:のりゴロー
いろんな感想を書いています

興奮してネタバレしてるのでご注意ください

劇団四季は子どものころから好きです

映画も好きです

海外ドラマも好きです

どうしようもないロマンティストだと

手相を見て言われました・・・

歳をとっても変わらないみたいです(苦笑)

よろしくお願いします

※不具合が多いFC2ブログ

 過去の記事の“???”の嵐は、
“~”が文字化けしたものです。
(いろいろ壊れた・・・)
読みにくいでしょうけど放置しています。
スミマセン・・・

それから膨大な日々の日記は、
諸事情で見れなくしています
悪しからずご了承下さい




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