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Singin' in the Rain 「そして父になる」 (2013年・日)

「そして父になる」 (2013年・日)

そして父になる Blu-rayスペシャル・エディションそして父になる Blu-rayスペシャル・エディション
(2014/04/23)
福山雅治、尾野真千子 他

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とんでもない話だった!
話が進むうち、私の中では「あり得ない、あり得ない・・・」と思い続けていた。
血がつながってないとはいえ、生まれてからずっと育ててきた子どもを手放すことができる?
物みたいに交換?・・・絶対、NO!ですよ。
子どもを持っている親は、ほとんどがそう思っていると思いますよ。

この映画に出てくる「家族」は、一般と比べると“極端”な例かもしれません。
野々宮はエリートの仕事人間でスカイツリーを臨むタワーマンションに住んでいる。
みどりの実家は・・・まあ、母役の希林さんがどうしても強いインパクトを受けてしまうぐらいだけど
良多の親は両親が離婚。母親が家を出ていき、良多は少なからず寂しい子供時代を過ごしていた。
リリー扮する斉木の家は町の電気屋さんを営む子だくさん家族。(3人だけど)
若いけどしっかり者の奥さんに40過ぎのパパ・・・。
放任気味だが愛情はたっぷりといった感じ。

映画は、取り違えがわかったくだりから、結末に向かうまで、意外にも淡々と話が進んでいく。
そう、わざとかのように、泣き叫んだり、罵ったり・・・という感情の爆発はないんですね。
そんなものだろうか?と思いましたね。
まあ、はっきりと取り違えた相手がわかり、本当の子どもにもすぐに会うことができたから、
また、同じ思いをしている相手の家族の存在があるから、冷静に受け止めてた部分はあるのでしょうか。

徐々に相手の家族と親交を深め、子どもにも本当の家族と慣れさせていったのはいいとして
いよいよ完全に入れ替わるって時に、思い出の品を母親が片づけて相手に渡す準備をするんだけど
それを見ていて冒頭で言っていたように、「あり得ない」という切ない気持ちになりました。
「それでいいのか!?」って・・・。

一番たまらないのはもちろん子ども本人です。
物じゃないんだから・・・。
「はい、今日からアンタはこっちの子どもだから。もう自分たちに会いに来ちゃいけないよ。」
って、ひどすぎる。なんという親のエゴでしょうか。

映画のラストでは、やはりこれは間違ってる・・・という感じになっていましたが、
私は、子どもたちの気持ちを尊重し、今まで通りに育てていくべきだと思う。
でも、本当の血筋・・・というものも、決して無視はできないもの。
それはおいおい子どもが大きくなって理解できたら、その時に対処していくしかないと思う。
血縁の親子関係は何十年も死ぬまで続くわけだけど、実際、親と子どもの親密な時間って
生まれてから高校生ぐらいまででしょう?関係はそこで決まるといってもいい。
それだけ大事な期間だと思う。子どもは親(保護者)がいないと生きていけないんだから。
だからたとえ6年でも、ものすごく重要な6年間。
それをなかったことには決してできない。

福山さんは、子どもとうまく接することができない、子育てはどこか他人事の父親を
実にうまく演じていた。…演じるというより、彼自身を見ているようだった。
福山さんの真の姿なんて知らないけど、クールで人を見下したような人物、うまかったですね。
彼が、子どもの気持ちに気づき心に変化が起こる部分、重要だと思うんですが・・・
まあ、最低限(省エネ)の表現・・・って感じもしました。
もっとドラマチックに演じれる俳優さんもいる気がするけど、福山さんだからこそいいのかな?
大げさじゃない部分がリアルなのかな~って、この映画の全体のつくりを見て感じました。

私が一番すごいと思ったのは、リリー・フランキーさん。
今までまともに作品を観たことなかったんですが・・・
役がはまってたのもあるんでしょうが、魅力ある方だなあ~って思いました。
今、大好きな堤さんとやってるHINOのCMも好きなんですよ。
「トントントントン、ヒノノニトン!!」ってやつ。
目がいいですね!!何かやりそうな危険な雰囲気が・・・いいですね!!
これからも活躍を期待してます。天才型なんでしょうね。

映画の話に戻りますが・・・
子役ちゃんたち、台本は渡してなかったって・・・?
斎木家の弟と妹があまりに自然体でかわいかったので驚いたのですがそういうこと・・・。
琉晴くんが野々宮家に来ていろいろやらかすところもリアルでした。
「なんで?」「なんで?」・・・と素直に納得しないところなんてね。
良多は単純に、我が子ならきっと優秀で思い通りの子育てができるだろうと思い込んでいましたもんね。
それが裏切られ失望していく様子ね・・・。
本当は琉晴くんにもいろんな優秀な才能が眠ってるのかもしれませんけどね。
思い通りになる、と思い込んでいる親のエゴに気づかされる話でした。

取り違えの原因ですが、当時の看護師がむしゃくしゃしてやった・・・というのには驚愕でした。

野々宮家が金持ちで幸せそうだったからって・・・?
斎木家もとんだとばっちりだけど、看護師の行動も無理がある感じですね。
だって妻のみどりは出産後出血多量で大変な状態だったし、野々宮も金はあるとしても忙しい身、
献身的に病院に通ってたとは思えないもの。
彼女の存在は、良多の母と同じ継母という立場なので、良多にあることに気づかせる意味を持ちます。

親の立場からすると、そりゃあ我が子を育てられなかった・・・って、ショックな出来事ですよ。
親が悲劇のヒーローか?ヒロインか?
子どもは、親の言いなりになるしかないのですよ。それは本当に辛いこと。
子どもの立場になると、胸が苦しくなってしょうがない映画です。

とんでもない悲劇ではあるけれど、自分を愛してくれる親が2組いる・・・というのは、
悪いことではないかもしれません。(この映画の場合はね)
こうなった以上、二つの家族で見守って育てていく・・・という方法しかないのかな。
映画というより、もしこんなことが実際にあったら・・・という感想になってしまいました。

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劇団四季は子どものころから好きです

映画も好きです

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手相を見て言われました・・・

歳をとっても変わらないみたいです(苦笑)

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